ついに来ました!展示の一番奥になる、通称「アーヤとボス」の部屋。『アーヤと魔女』と『ぼろイスのボス』の原画が展示されてます。原画はモチロンすごくきれいで楽しいんだけと、ここにはもっとすごいものがあるのだ!

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わお!これは、これは…もしかして、50ページの挿絵の立体物では??色とか形とかすごいリアルだな~。ううっ、とてもよく呪文が効きそう(汗)と、思わずこのオブジェにばかり気を取られてしまいそうだけど、その下に散らしてあるのは、佐竹さんのラフスケッチです。これもよく見ないともったいないね。

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わ!びっくり!!と、思わずボクはのけぞった…。
アーヤが作った魔女ベラ・ヤーガの人形が目の前にあったんだもの。まさかこれ、本当に本から出てきたんじゃ…と思えるくらい、すごーいリアルです。でもお話の場面を想像しながら人形をまじまじ見てたら、可笑しくてたまらなくなっちゃった。アーヤと同じ気持で佐竹さんも作ったのかもね。

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そしてこれは64-65ページの見開き絵の下絵。大きくなるとすごい迫力です。ごちゃごちゃして汚くて、何事か起りそうなこの怪しい作業部屋を、じっくり観察してみましょう。

この他にも、「大魔法使いクレストマンシー」シリーズの部屋や、それぞれの作品の原画が100点以上展示されています。1通り全部見るだけでも大変な充実ぶりです。好きな絵はじっくりみたり、何度でも行ったり来たりして、佐竹美保さんの描くダイアナ・ウィン・ジョーンズの世界を堪能してください。

☆佐竹さんが展覧会場にいらっしゃる日が会期中に8日間あります。日程の詳細は、ボクのレポートを見てね。