2013年12月1日~12月7日入荷分

■ 今週のおすすめ ■ ツꀀ
♪ 絵本 ♪ 12点ツꀀツꀀ
『123のえほん』玉川大学出版部ツꀀ
『あ・あ』童心社
『あー・あー』童心社
『はしる!新幹線「スーパーこまち」』PHP研究所
『よふかしにんじゃ』光村教育図書
『あたし、うそついちゃった』評論社
ツꀀ 『ほんとうのおにごっこ』小峰書店
『チャーリー、おじいちゃんにあう』岩崎書店
『やまのすもうだ!はっけよい!』鈴木出版
『かんじのえほん』玉川大学出版部
『わたしたちのてんごくバス』さ・え・ら書房
『ラズィアのねがい アフガニスタンの少女』汐文社 ツꀀ

♪ フィクション ♪ 5点 ツꀀ
『ゾウと旅した戦争の冬』徳間書店ツꀀ
『お母さん取扱説明書』金の星社
『ふたりの星』童話館出版
『おばあちゃんは大どろぼう?!』小学館
『きっときみに届くと信じて』金の星社

ツꀀ ♪ ノンフィクション ♪ 10点 ツꀀ
『はじめての相対性理論』PHP研究所
『自然がつくる色大図鑑』PHP研究所
『ジュニア地球白書2012-13 アフリカの飢えと食料・農業』ワールドウォッチジャパン
『モンスターと呼ばれたリンゴ ふじ』汐文社
『好きなのにはワケがある』筑摩書房
『いのちと重金属』筑摩書房
『図説 不思議の国のアリス』河出書房新社
『ティーンズボディーブック 新装改訂版』中央公論新社
『縄文の力』平凡社
『非核芸術案内』岩波書店

ツꀀ ♪ 昔話・伝記・詩 ♪ 3点 ツꀀ
『ねこたちの夜』河出書房新社
『小さなかがやき』偕成社
『わたしはマララ』学研教育出版ツꀀ ツꀀ

■ 今週のおすすめ ■ ツꀀ
♪♪ 絵本 ♪♪ ツꀀ
=幼児以上= ツꀀ
『123のえほん』 サイモン・バシャー(文・絵)灰島 かり(訳) 玉川大学出版部ツꀀ  1400 円 13/12発行  →へびくん1ぴき、さびしくないの?2ひきのおさるはテニスにむちゅう…。1から20までの数字のお話が描かれた数字絵本。 ツꀀ

『あ・あ』 三浦 太郎(文・絵) 童心社ツꀀ 800 円 13/12発行  →お魚はと・と。くつはく・く。水はぶ・ぶ…。赤ちゃんの言葉を絵と一緒に並べた赤ちゃん絵本。 ツꀀ

『あー・あー』 三浦 太郎(文・絵) 童心社ツꀀ 800 円 13/12発行  →やぎがめー・めー、牛がもー・もー、あひるががー・がー…。赤ちゃんの言葉が並んだ絵本。 ツꀀ

『はしる!新幹線「スーパーこまち」』 鎌田 歩(文・絵) PHP研究所ツꀀ 1200 円   13/12発行(PHPにこにこえほん)  →まりちゃんはお父さんと一緒に生まれて初めて新幹線に乗ります。秋田駅発、スーパーこまち。秋田駅から東京駅までのこまちの旅。 ツꀀ

『よふかしにんじゃ』 バーバラ・ダ・コスタ(文)エド・ヤング(絵)長谷川 義史  (訳) 光村教育図書ツꀀ 1300 円 13/12発行  →さて、まよなかでござる。ぬきあし、さしあし、屋敷の中に忍び込む忍者…。 ツꀀ

『あたし、うそついちゃった』 ローラ・ランキン(文・絵)せな あいこ(訳) 評論社ツꀀ  1300 円 13/12発行(児童図書館・絵本の部屋)  →校庭で拾った玩具の小さな小さなカメラ。でも、それは友だちの落とし物だった。返すのが嫌で、自分のものだと言い張るルースだったが…。

『ほんとうのおにごっこ』 筒井 敬介(文)堀内 誠一(絵) 小峰書店ツꀀ 1300 円   13/12発行(かわいいとのさま)  →寒いから殿様はなんにもしたくない。豆まきもめんどくさいと言っていると、鬼がやってきて殿様をかごに乗せ…。表題作他全部で3話収録。 ツꀀ

『チャーリー、おじいちゃんにあう』 エイミー・ヘスト(文)ヘレン・オクセンバリー  (絵)さくま ゆみこ(訳) 岩崎書店ツꀀ 1300 円 13/12発行  →雪の降る日曜日、ぼくは犬のチャーリーを連れておじいちゃんを駅まで迎えに行ったんだ。おじいちゃんとチャーリーは友だちになれるといいな…。 ツꀀ

『やまのすもうだ!はっけよい!』 しばはら・ち(文・絵) 鈴木出版ツꀀ 1200 円   13/12発行(チューリップえほんシリーズ)  →昔々大昔、日本の山たちは時々相撲を取っていた。ある日、九州の桜島が、日本一の横綱・富士山に挑戦。はっけよい!のこった。 ツꀀ

=小学校低学年以上= ツꀀ
『かんじのえほん』 灰島 かり(文)小中 大地(絵) 玉川大学出版部ツꀀ 1300 円   13/12発行  →1、2年生で習う22の漢字をかわいいお話とイラストで、漢字の成り立ちや意味を理解する漢字入門絵本。 ツꀀ

『わたしたちのてんごくバス』 ボブ・グレアム(文・絵)こだま ともこ(訳)  さ・え・ら書房ツꀀ 1500 円 13/12発行  →ある朝、ステラの家の前におんぼろバスが捨てられていました。バスに貼ってあった文字は「てんごく」。やがて町の人たちがおんぼろバスを手入れします…。

ツꀀ =小学校中学年以上= ツꀀ
『ラズィアのねがい アフガニスタンの少女』 エリザベス・サナビー(文)スアナ・  ヴェレルスト(絵)もりうち すみこ(訳) 汐文社ツꀀ 1600 円 13/11発行  →アフガニスタンの少女、ラズィア。ある時、村に女の子のための学校ができること   になりました。どうしても通いたいラズィアは、おじいちゃんに頼み込みます。

ツꀀ ♪♪ フィクション ♪♪ ツꀀ
=小学校高学年以上= ツꀀ
『ゾウと旅した戦争の冬』 マイケル・モーパーゴ(文)杉田 七重(訳) 徳間書店ツꀀ  1500 円 13/12発行  →戦時下のドイツ。リジ―はドレスデンが空襲にあった夜、母が勤務先の動物園から連れてきた子ゾウを守りながら安全な場所を求め、町を逃れた。 ツꀀ

『お母さん取扱説明書』 キム・ソンジン(文)キム・ジュンソク(絵)吉原 育子  (訳) 金の星社ツꀀ 1300 円 13/11発行  →組立てると命が宿る「バイオ・トイ」に新製品の「お母さん」ができた。お母さんがいないヒョンスは、その「お母さん」が欲しくてたまらない。そしてようやく「お母さん」が届いたが…。 ツꀀ

『ふたりの星』 ロイス・ローリー(文)太田 大輔(絵)掛川 恭子(訳)  童話館出版ツꀀ 1400 円 13/11発行(子どもの文学・青い海シリーズ)  →ナチスの支配下にあったデンマーク。アネマリーとユダヤ系のエレンは姉妹のように仲良く過ごしていた。ところがナチスの弾圧がデンマークにも及び…。共訳:卜部千恵子/92年講談社刊を挿絵を変え、復刊。 ツꀀ

『おばあちゃんは大どろぼう?!』 デイヴィッド・ウォリアムズ(文)きたむら   さとし(絵)三辺 律子(訳) 小学館ツꀀ 1500 円 13/12発行  →金曜日毎におばあちゃんの家に預けられるのが退屈でたまらないベン。ところがある日、おばあちゃんが大どろぼうであることを知る。 ツꀀ

=中学以上= ツꀀ
『きっときみに届くと信じて』 吉富 多美(文) 金の星社ツꀀ 1300 円 13/11発行  →三人姉妹の姉と妹にコンプレックスを持っている晴香はささいなことから、同級生   の倉沢海をいじめのターゲットにした。FM番組にいじめの予告までするが…。 ツꀀ

♪♪ ノンフィクション ♪♪ ツꀀ
=小学校高学年以上= ツꀀ
『はじめての相対性理論』 佐藤 勝彦監修(文) PHP研究所ツꀀ 3000 円 13/12発行  →「相対性理論」を小学校高学年から理解できるようにイラストを使い、できるだけ分かりやすく解説。 ツꀀ

『自然がつくる色大図鑑』 福江 純監修(文) PHP研究所ツꀀ 3000 円 13/12発行  →虹の内側は何色?太陽の色は?自然が作る色を豊富な写真で紹介し、色ができる仕   組みも図説で解説。 ツꀀ

『ジュニア地球白書2012-13 アフリカの飢えと食料・農業』 林 良博監修(文)  ワールドウォッチジャパンツꀀ 2500 円 13/12発行  →大人向けの『地球白書』を高学年からでも理解できるように書き改めたもの。最後の章に原書にはない「アフリカ農業への日本の支援」を掲載。 ツꀀ

『モンスターと呼ばれたリンゴ ふじ』 小泉 光久(文) 汐文社ツꀀ 1500 円   13/12発行  →りんごの王者、「ふじ」誕生の秘話と、開発にあたった人々と農家の苦労と苦心を綴る。 ツꀀ

=中学以上= ツꀀ
『好きなのにはワケがある』 岩宮 恵子(文) 筑摩書房ツꀀ 780 円 13/12発行  (ちくまプリマ―新書)  →臨床心理士である著者が「海のトリトン」「となりのトトロ」「千と千尋の神隠し」などの宮崎アニメから思春期の心を読み解く。 ツꀀ

『いのちと重金属』 渡邉 泉(文) 筑摩書房ツꀀ 820 円 13/12発行  (ちくまプリマ―新書)  →文明の発達に貢献した重金属は公害の原因となって命も奪ってきた。重金属とは何かから、公害の歴史、科学技術と人間との関わりを考える。 ツꀀ

『図説 不思議の国のアリス』 桑原 茂夫(文) 河出書房新社ツꀀ 1800 円 13/12発行  (ふくろうの本)  →アリスの世界を、豊富な図版で紹介。おかしな住人の出自も探る、「不思議の国のアリス」ガイドブック。07年刊の新装版。

『ティーンズボディーブック 新装改訂版』 北村 邦夫(文)伊藤 理佐(絵)  中央公論新社ツꀀ 1000 円 13/12発行  →10代の女の子の体の悩み、避妊やセックスについての不安など、大切な「性」についての知識をイラストを使い分かりやすく解説。 ツꀀ

『縄文の力』 小林 達雄監修(文) 平凡社ツꀀ 2600 円 13/11発行(別冊太陽)  →縄文時代の遺跡の数々を豊富な写真で紹介。 ツꀀ

『非核芸術案内』 岡村 幸宣(文) 岩波書店ツꀀ 600 円 13/12発行(岩波ブックレット)  →丸木位里、俊の原爆の図、ベン・シャーンのラッキー・ドラゴン・シリーズ、こうの史代の夕凪の街桜の国など広島・長崎への原爆投下から、福島原発事故まで「非核芸術」の系譜をたどる。 ツꀀ

♪♪ 昔話・伝記・詩 ♪♪ ツꀀ
=小学校中学年以上= ツꀀ
『ねこたちの夜』 さわだ さちこ(文)やた みほ(絵) 河出書房新社ツꀀ 1350 円   13/12発行  →ささやかな日常やエピソードを詩に綴った短篇詩集。三越左千夫少年詩賞受賞。 ツꀀ

『小さなかがやき』 谷川 俊太郎(文)長倉 洋海(写真)偕成社ツꀀ 1300 円   13/12発行  →谷川俊太郎の詩と、フォトジャーナリストの長倉洋海の写真を合わせた、写真詩集。 ツꀀ

=中学以上= ツꀀ
『わたしはマララ』 マララ・ユスフザイ(文)金原 瑞人(訳) 学研教育出版ツꀀ  1600 円 13/12発行  →共著:クリスティーナ・ラム、共訳:西田佳子/ニューヨーク国連本部で世界に向けて、教育の大切さを訴えたパキスタンの少女の記録。ただ学校へ行きたいと願ったマララの切実な思いが伝わる。

ツꀀ ■ 今週の一冊 ■

 今週は『ゾウと旅した戦争の冬』。

 看護師の「わたし」が世話をしているおばあさんリジ―が、「わたし」とその息子  カールに自分の子どもの頃の話を語る…という形式で綴られます。リジ―は「庭にゾウがいた」と言って、「わたし」とカールを驚かせます。

 その語られた話が、戦時下のドイツ・ドレスデンの動物園で飼育係をしていた母親が家に連れ帰ってきた子ゾウと共に町を逃れるものだったのです。

 戦争を背景にした作品を多く発表しているモーパーゴですが、また新たな視点から描き出しています。子ゾウとの交流は思わずほほえましくなるエピソードで、戦争の愚  かさを際立たせているように感じました。  (す)    

ツꀀツꀀツꀀ 今週のもう1冊は、『小さなかがやき』です。

 フォトジャーナリストの長倉洋海さんの子どもたちの写真に、谷川俊太郎さんが17編 の詩を添えた作品です。長倉さんは世界の紛争地の人々を撮り続けていますが、写真の中には33年前のレバノンで撮った写真もあるそうです。

 谷川さんの詩と長倉さんの写真が、実に温かなハーモニーを醸し出しています。  慌しい毎日の生活の中で、少しだけ足を止めて読んで欲しい一冊です。  (く)